真空ガラススペーシアの用途に合わせて選べる商品ラインナップを紹介

結露対策研究室
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真空ガラススペーシアの種類

真空ガラススペーシアは、普通の透明ガラス(フロートガラス)とLow-eガラスの2枚を組み合わせて、 その間の中間層を、真空構造にした断熱ガラスです。スペーシアは、その標準構成を「基本」として、ラインナップ、グレードがあります。

スペーシアのグレードによる違い

「真空ガラススペーシア」には、2種類のグレードがあります。これは、Low-eガラスの品種による遮熱性能の違いによるもので、光学的性能である透過率・反射率・吸収率の特性により効果が変わるものです。

スペーシア(スタンダード)・・・お日様の暖かさを取り入れて、高断熱を実現したタイプです。おすすめの方位・・・全方位

スペーシアクール・・・・ より遮熱性能を高め夏場の日射カットを優先した高断熱ガラスです。 おすすめの方位・・・南から西

この2種類を基本として、更に違う構造を持つガラスと合体したハイブリットタイプは、2種類あります。

ハイブリッドタイプのスペーシア

真空ガラススペーシア静は、真空の中間層を持つ真空ガラススペーシアに、 防音性の高い膜を持つ合わせガラス「ソノグラス」を合体させた防音性能付加商品です。

標準の真空ガラススペーシアのように、遮熱性能の違いで真空ガラススペーシア静、真空ガラススペーシアクール静の2種類があります。

オススメの施工方法

スペーシア静の特徴を最も発揮できる設置方法は、内窓への施工です。 真空ガラススペーシアとしての高断熱、遮熱を発揮する事はもちろんですが、 防音効果が非常に高い事で、一般に消えにくい騒音である「交通騒音」や、 人の声などの低音域から中音域の音も効果的に遮音できる性能も併せ持っています。 (ラインナップ部よりテキストを移動です)

真空ガラススペーシア21は、窓ガラス業界最高性能の断熱ガラスです。
薄型高断熱ガラス真空ガラススペーシアを片側に用いた、複層ガラスで、更に断熱ガスである「アルゴンガス」を挟み込み、複層構造にした商品です。

ただし、総厚は18mm以上になるので、施工にはペアガラス用のアルミサッシ枠が必要になります。

真空ガラススペーシアの商品ラインナップと構造

スペーシア

「スペーシア」は、標準的なLow-eガラス仕様の、高断熱に特化した断熱ガラスです。 0.2mmの真空層のおかげで、6.2mmからと薄く、従来の1枚ガラス用のサッシにそのまま施工できるベスト商品です。

真空層とLow-e膜のもたらす高断熱性能だけでなく、適度な日射透過率のおかげで適度な遮熱効果もあり、 1年を通してバランス良く窓の快適さを実現してくれる窓ガラスです。

真空ガラススペーシアの構造

スペーシアクール

「スペーシアクール」は、スペーシアのLow-eガラスの種類を改良し、より遮熱性能を高める事で、 夏場の暑さをカットする事に重点を置いた遮熱タイプのガラスです。

一般住宅の場合、夏場外部から入り込む暑さの70%は窓からと言われています、スペーシアクールは、 日射反射率が高く、熱の暑さを大きくはねのけるおかげで、エアコン効率が大きく向上します。

夏場だけでなく、西日の暑さに悩まされる間取りの場合には、クールタイプがおすすめです。 遮熱性能の高さが、マイナスに働く事も!

冬場、日当たりが良い間取りで窓ガラスから取り込むお日様のあたたかさでお部屋が暖まる日射さえもカットしてしまうので、 交換後に取り込める日射の減少により、お部屋が寒く感じる事があります。

スペーシアクールの構造

スペーシア静

薄型高断熱ガラスのスペーシアに、防音合わせガラスを合体したハイブリットタイプなので窓の断熱、 結露防止以外に窓ガラスの防音性能を向上する事ができるガラスです。

合わせガラスの中間膜である、防音特殊中間膜は、紫外線カット99.8%を実現し、 また、震災時などに窓ガラスが破損してしまった場合、ガラスが外部へ大きく脱落する事を防ぐ効果も合わせガラスのメリットです。 (真空層側の脱落を除く)

施工の条件

三層ガラス構造、厚みは9.2mmからと若干厚く、また、アタッチメントの組み合わせができない為、 施工するにはマンションなどのビル用サッシまたは内窓などのペアガラス用サッシが必要となります。
(木造戸建て住宅用サッシには取り付けできません)

防音性能に関する注意

「スペーシア静」の、防音性能を十分に発揮させるには、遮音性能の高いサッシや内窓(二重サッシ)などとの組み合わせが必要です。 今のアルミサッシへ入れ替えるだけは大幅な防音性能の向上はないので、ご相談ください。

真空ガラススペーシアの構造

スペーシアクール静

「スペーシアクール静」は、スペーシアクール同様に遮熱性能の高いLow-eガラスを使った遮熱性能を優先した防音タイプです。 真空ガラスとしての高断熱、合わせガラスとしての静粛性、紫外線カット99%、暑さを半分カットする遮熱性能と全てを兼ね備えたガラスと言えます。

施工の注意点

クールタイプは遮熱性能が高いため、内外の温度変化や日射量により「ソリ」の発生が特に起きやすい品種です。ご相談ください。

真空ガラススペーシアの構造

スペーシア21

「スペーシア21」は、薄型高断熱である真空ガラススペーシアを片側に採用した複層ガラスです。 その構造は真空ガラスに断熱効果のアルゴンガス層と2層目となるLow-eガラスを組み合わせたダブルLow-e構造で、その厚みは18.2mm~となりペアガラス用サッシが必要です。

スペーシア21の役目は、U値0.9の超高断熱だけでなく、紫外線カット率の向上と今まで施工の面で課題の残っていた、 ペアガラス用サッシへの適合性の問題の解決です。 ペアガラス用サッシの場合、ガラスを入れる溝幅は22mmからと年々広くなってきている中、 スペーシアの厚み6.2mmだと組み合わせるゴムパッキンの問題で交換ができませんでした。施工上、仕上がり上、今ひとつでした。

スペーシア21の断熱性は、ペアガラスなのに結露してしまう従来のものと比べて、Low-e仕様の2倍以上断熱性が高く、 まさに透明な断熱材とも呼べる性能があります。 目的によってクリア、ブルー、遮熱クリアの3種類があり、間取りと方位による日射問題を考慮して3種類から選ぶ事ができます。

真空ガラススペーシアの構造

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